2021-03-04 素人ガ スピン構造@スピン幾何学 さて、本間泰史先生の『スピン幾何学』に戻りますが、第三章からいよいよ「スピン構造」が出てきます。 リーマン幾何学ではリーマン計量から定まる曲率、測地線、ラプラス作用素などを用いるのに対し、スピン幾何学ではリーマン多様体に「スピン構造」という位相的構造を加えることで、テンソル場に代わるスピノール場、ラプラス作用素に代わるディラック作用素を用います。