2021-02-25 素人ガ 『スピン幾何学』 今回は本間泰史著『スピン幾何学』です。 ディラック作用素とスピノール場に関する解説の書です。 リーマン幾何学ではリーマン計量から定まる曲率、測地線、ラプラス作用素などを用いるのに対し、スピン幾何学ではリーマン多様体に「スピン構造」という位相的構造を加え、テンソル場に代わるスピノール場、ラプラス作用素に代わるディラック作用素を用います。