素人ガ シュッツ『物理学における幾何学的方法』
AIで現代数学や現代物理を活用して社会変革を起こそうとしているのですが、物理学は実験的裏付けがあるとはいえ、まずは数学的に裏付けられたところを辿っていく方が良いと思われるので、数学と物理学の接点を追っています。
そういう目的で、有力な本だと思います。
バーナード・シュッツ『物理学における幾何学的方法』です。
冒頭序文にいきなり気になることが書かれていて、ざっと引用しますと
「2つの発展が物理学者にとっての幾何学と解析学のバランスを大きく変えた。
1つは相対性理論の発展で、第二の発展はCartanらによりもたらされた」
というものです。
137頁には、「E. Cartanによって始められた微分形式の理論は微分幾何学において最も有用」と書かれています。
ところで、丁度手元に、E. Cartanの息子Henri Cartanの顔写真入りの本があるので、次回はこちらをご紹介致します。