エニオンの住むところ研究会
UCLAカブリ理論物理学研究所の向かいにマイクロソフト社の研究所ステーションQがあって、エニオンを使ってトポロジカル量子コンピュータを作る研究が行われているそうです。
東京大学河東泰之先生は、それについて数理科学誌2020年4月号で「非可換エニオンの存在は確認されていない。マイクロソフトは存在するかどうかもわからない隼粒子に期待して多額の研究費をつぎ込んでいる」と述べられています。
一方、日本物理学会誌2019年9月号では、「熱ホール効果が電子系の量子ホール効果で観測される値の半分の値に量子化されることを観測し、これは非可換エニオンの存在の決定的証拠」と書かれています。
大栗先生の著書に「カルテックの人達はエニオンはあると言っている」と書かれているので、大栗先生に「大栗先生のお考えではいかがでしょうか」と質問のメールを送ってみたところ、それにはスルーで、大栗先生が週刊ダイヤモンドに執筆された『大人のための最先端理科』の記事をpdfで送って頂きました。大栗先生もご存知ではないようです。